CHASSESPLEENの日記

2018年2月4日に別府大分毎日マラソンを、山中先生から数秒遅れで完走し、燃え尽き、今後の方向性が定まらぬまま、憂いを払うべく綴る連絡帳。

ふっくら

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(ごはんラボ)サバのみそ煮 少ない煮汁でふっくら:朝日新聞デジタル
2019年11月15日05時00分

 「秋冬の魚」の2回目は、定食屋さんにあるとつい頼んでしまうサバのみそ煮。身はふっくらと、見た目も美しく、をめざします。
 「ふっくら」の鍵は、煮汁の量。サバが半分ほどつかるくらいの少ない煮汁で十分です。煮汁が多いと煮詰めるのに時間がかかり、身がパサパサになってしまうからです。落としぶたを使うことで、少ない煮汁でも上手に火を通すことができます。
 とろりと煮詰まった煮汁の味をみて、「おいしい」と感じる濃さになっていたらOK。この煮汁をからめながら食べるので、魚には味が染みていなくてよいのです。
 「美しく」のコツの一つは、あらかじめ皮に切り込みを入れること。加熱で皮が破れるのを防ぎます。途中で煮汁をかけるのは、上部に火を通すことに加え、つやよく仕上げる意味もあります。
 盛りつけも気を抜くなかれ。崩れないようにフライ返しを差し入れて菜箸を添え、丁寧にお皿に移します。(栗田優美)
 ■サバのみそ煮(監修 料理:渡辺あきこ、調理科学:香西みどり)
 材料・道具(2人前)
 □サバ 半身(または切り身2切れ)
 □ショウガ 1かけ(15g)
 □みそ 大さじ2
 □砂糖 大さじ1
 □酒 大さじ2
 □包丁とまな板
 □フライパン(直径20cm前後)
 □へら・お玉
 □木の落としぶた(またはクッキングシート)
 □菜箸・フライ返し
     *
 1 サバを二つに切り、身の厚い所に切り込みを入れる。ショウガは皮の近くほど香りが強いため、皮をむかず縦に薄切りに。
 2 フライパンにみそ、砂糖、酒を入れ、へらでみそのかたまりがなくなるまで混ぜる。水1カップを加えて混ぜ、中火で煮立てる。
 3 皮を上にしてサバを並べ、脇にショウガを入れる。煮汁が煮立ったら、お玉でサバにかける。木の落としぶたを水でぬらしてかぶせる。なければ、クッキングシートに穴を開けて落としぶたにする。
 4 途中2、3回、落としぶたを外してサバの表面に煮汁をかけながら、中火で8~10分煮る。煮汁がとろりとして、ちょうどよい味に煮詰まったら火を止める。皿に盛り、ショウガを添えて煮汁をかける。
 
 ◇Arrange
 <サバの照り煮> しょうゆ味の煮魚も、みそ煮と同じ要領で。2人前の材料は、サバの切り身2切れ、ショウガ1かけ、しょうゆ大さじ1 1/3、砂糖大さじ1、酒大さじ2、水1カップ。サバに浅く切り込みを入れ、ショウガは皮をむかず千切りに。フライパンに調味料と水を入れて中火で煮立て、サバとショウガを入れてみそ煮と同様に煮る。中火で10分、煮汁がほどよい味に煮詰まったら火を止める。
 ◇Cookery Science
 野菜や魚などを少ない煮汁で煮る場合、煮汁から材料が出てしまうので、上下を返す必要がある。そんな時、鍋より一回り小さい落としぶたが活躍する。煮汁が落としぶたにぶつかりながら上下し、材料の上部にもかかるため、均一に仕上がる。特に、崩れやすい魚で役に立つ。
 ■サンマ漁獲量、海面水温と連動
 サンマが記録的な不漁と言われます。漁獲量が変化する原因について、水産業関係者に漁場の情報や市況を提供している一般社団法人・漁業情報サービスセンターの和田時夫会長に聞きました。
      ◇
 サンマなど水面近くを泳ぎ回る魚は、環境変化、特に海面水温の影響を強く受けます。海面水温は太平洋の日本側が高い時期と、北米側が高い時期が数十年ごとに変わり、この変動と漁獲量は対応します。北米側が高い今は、日本ではマイワシやサバが増えているのに対し、サンマやアジは減っています。外国漁船による漁獲の増加も状況を悪くしています。秋にサンマが品薄なのはさみしいですが、その時によくとれる魚を活用してほしいと思います。
 ◆「ごはんラボ」への感想をお寄せください。〒104・8011 朝日新聞文化くらし報道部ごはんラボ係、メールはseikatsu@asahi.comメールする。秋冬の魚の1回目(8日)は「ブリのお皿蒸し」でした。次回(22日)は「タラとジャガイモのミルク煮」です。