CHASSESPLEENの日記

2018年2月4日に別府大分毎日マラソンを、山中先生から数秒遅れで完走し、燃え尽き、今後の方向性が定まらぬまま、憂いを払うべく綴る連絡帳。

すごいねぇ

70年代から。支払い義務は加盟店にあるということも面白い。労働基準法って1947年制定(https://www.mhlw.go.jp/shingi/2005/04/s0428-5f.html)なので、法改正に対応しなかったというより、そもそもの立法趣旨も理解せずに違反していたということ? 割増率なのか法定労働時間なのか。闇は深い!

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セブン、バイトの残業代4.9億円未払い 70年代から:朝日新聞デジタル

    セブン―イレブン・ジャパンは10日、全国各地の加盟店でアルバイトらの残業代の一部が未払いだったと発表した。本部の計算ミスが原因で、1970年代から続いてきた。本部にデータが残る2012年3月以降だけで8129店の計3万405人。この間の未払い額は遅延損害金の1億1千万円を含めて4億9千万円にのぼる。

 未払いは01年に本部が把握していたにもかかわらず、公表せず、それ以前の未払いもすべては解消できていなかった。24時間営業をめぐる店主との対立や、スマートフォン決済の廃止に揺れてきたコンビニ最大手への批判が、強まりそうだ。

 永松文彦社長は10日、東京都で記者会見し、「多大なるご迷惑とご心配をおかけしたことを深くおわび申し上げます」と陳謝した。社長自身の月額報酬3カ月分について10%を自主返納する。

 セブンでは、本部とフランチャイズ契約を結ぶ加盟店がアルバイトらを雇い、人件費を負担している。ただ、給与の計算や支払いは本部が代行している。本部が計算式を誤り、労働基準法に沿っていなかった。ことし9月、加盟店が労働基準監督署から是正勧告を受け、発覚した。

 ただ、セブン本部の説明によると、未払いは、それ以前の70年代から続いていた。セブンの創業は73年だ。

 加盟店への労基署からの是正勧告は、01年にもあった。本部もそれを把握していたが、公表せず、指摘された未払い分の支払いもしていなかった。

 永松社長は「(01年の時点で)公表し、支払うべきだった」と述べる一方、そうしなかった理由については「記録が残っておらず分からない」と話した。

 未払い分の支払いは加盟店に負わせず、本部ですべて負担するという。ただ、本部側にデータが残るのは12年3月以降に限られる。それよりも前の分については、店側やアルバイト側に残る記録に基づいて支払うとしており、難航する可能性がある。

 セブンはこの問題に関する電話窓口(0120・386・076)を設け、24時間対応する。(神沢和敬)

セブン本部の発表骨子

  • 店のアルバイトらへの残業代の未払いは、2012年3月~19年11月だけで全国8129店の計3万405人にのぼり、この間の総額は遅延損害金約1.1億円を含めて約4.9億円
  • 未払いは1970年代から。2001年に労働基準監督署から店に指摘があり、本部も把握したが、公表せず、解消できていなかった
  • アルバイトらは店が雇うが、給与の計算は本部が代行しており、計算式を誤った。未払い分は、すべて本部が払う方針