CHASSESPLEENの日記

2018年2月4日に別府大分毎日マラソンを、山中先生から数秒遅れで完走し、燃え尽き、今後の方向性が定まらぬまま、憂いを払うべく綴る連絡帳。

日本語の問題

f:id:CHASSESPLEEN:20200307145846j:image愛読紙のキャプションは「カラオケALL桜新町店の入り口には、高校生以下の入店自粛を求める『お知らせ』が貼ってあった=2020年3月4日午後1時22分、東京都世田谷区、鶴信吾撮影」と適切に修正されていました。「高校生以下の入店はお断りさせていただいている」が正しいのでは。あるいは、「高校生以下の方は入店を自粛してください」「高校生以下の方へのサービス提供は自粛している」かな。あと、「政府の方針により」というのは事実誤認。「政府の要請を踏まえ、それを合理的と考えるから」ゆえの措置なんでしょ。営業の自由は制限されていません。

「外出しない、守ってないよ」中高生、行き場なく渋谷で:朝日新聞デジタル
有料記事
黒田壮吉、鶴信吾、林幹益、高橋町彰、関口佳代子、江戸川夏樹、宮坂麻子
2020年3月5日 19時54分

 新型コロナウイルスの感染拡大で学校が一斉に休みになり、中高生たちが行き場を失っている。授業だけでなく、部活も自粛。子どもの利用を制限する施設も出てきた。「家で一人は寂しい」「遊ぶ場所もないなんて」という声が漏れる。
ゲームセンターは入場制限
 「小中高校生の入場制限について」。4日昼過ぎ、都内のセガ系列のゲームセンター入り口には、そんな貼り紙があった。脇にはアルコール消毒液。マスク姿の店員が時折、ゲーム機を消毒していた。
 全国でゲームセンター約200店舗を展開する「セガ エンタテインメント」は2~13日、平日は午後3時まで小中高生の入場を制限している。店を出るよう言われたという中学2年の男子(14)は「親は勉強しろと言うが、家にいてもずっとは勉強できない。気晴らしになるかなと思ったのに」と肩を落とす。
 文部科学省は2月末、全国の都道府県教育委員会に、3月2日から春休みまで小中高校などの臨時休校を求めた。対象は1300万人。人の集まるところへの外出を避け、基本的に自宅で過ごすよう求めた。部活動も自粛だ。小学生には学童保育が受け皿になるだろうが、中高生たちは頼れない。
 こうしたなか、小中高生の利用を制限する施設が増えている。レジャー施設「ラウンドワン」でも、系列の店舗で2~13日の平日は午後3時まで、小中高校生だけでの入場を規制する。東京都武蔵野市の吉祥寺店では4日昼、市内の中学3年の男子生徒(15)が、友人6人で入ろうとしたところを止められた。「遊ぶ場所もないなんて」と苦笑いだ。
 18日までは学校の授業や発表会などが目白押し、のはずだった。19日の卒業式も「学校からのメール待ち」。6人は卒業後、別々の高校に進む。「悔しいし、寂しいです。これで終わりなんて。最後に思い出をつくりたいんですけど……」と口々に話した。
カラオケや図書館も
 バンダイナムコアミューズメント(東京都港区)も4~15日、全国のショッピングモールなどのゲーム施設を臨時休業に。孫と来店する高齢者もいるためで、担当者は「幅広い年代層への感染不安もあり、安心安全のために決めた」。
 東京都世田谷区のカラオケ店「カラオケALL桜新町店」も2~13日、高校生以下の利用自粛を求める。「1日でも早く終息させるためです。売り上げへの影響はつらいですが……」と担当者はこぼす。
 図書館ですら、高校生以下の利用を制限するところも。埼玉県久喜市は3~31日、市内にある四つの市立図書館で児童・生徒の利用を禁止した。市立中央図書館の小林一浩館長は「親子で訪れた場合など、貸し出しでの短時間の滞在はできる」。同県入間市でも小中高校生の図書館利用を4日から禁じている。
 子どもたちは、どこで過ごしているのか。
「元気いっぱいなのに…」
 東京・下町にあるショッピングモール。4日午後、友人と買い物をし、ベンチでくつろぐ中高生があちこちにいた。地元の友達と2人で遊びに来た足立区の高校1年の女子生徒(16)は「外出しないよう言われているけど、守っていないよ」。アルバイト先のスーパーの店長に頼まれ、連日4時間ほどレジに立っているという。
 「元気いっぱいなのに、家に一人でいるのは寂しいでしょ」。3日、東京・渋谷のファッションビル「SHIBUYA109」に同級生2人といた都立高校2年の女子生徒(16)は、あえて制服で来たという。「人が少ない渋谷でインスタ風の写真を撮るのもいいかなって」
 都内にある私立高校2年の男子生徒(17)も3日は朝から友達と映画へ。「いつもならディズニーランドやお台場に行くけど、どこもやっていないし」
 多摩川の河川敷で部活の仲間と自主練習をしていた高校2年の男子生徒(17)は「大会も近いし、練習しない状態が続いては勝てない」と話す。
 「小中高生の居場所」として東京都世田谷区が昨年2月に開設した区立希望丘青少年交流センター(アップス)には、夜まで中高生が集まる。多目的ホールやスタジオなどがあって、午前9時から利用できる。女子中学生(14)は「友達と集まる場所がない。マクドナルドとかカフェも長くはいられないし」と漏らす。担当者は「中高生の行き場がない。区から指示がない限り、通常通り開くつもりだ」という。(黒田壮吉、鶴信吾、林幹益、高橋町彰、関口佳代子、江戸川夏樹、宮坂麻子)