CHASSESPLEENの日記

2018年2月4日に別府大分毎日マラソンを、山中先生から数秒遅れで完走し、燃え尽き、今後の方向性が定まらぬまま、憂いを払うべく綴る連絡帳。

ついに

朝日新聞に。f:id:CHASSESPLEEN:20191009202223j:image

裸一貫、応援の「代表ジャージー」 中継に映るあの人 - 一般スポーツ,テニス,バスケット,ラグビー,アメフット,格闘技,陸上:朝日新聞デジタル
斉藤佑介 2019年10月9日11時30分

 「裸一貫」でラグビー・ワールドカップ(W杯)を盛り上げる人がいる。ボディーペインティングで肌に色を塗り、出場20チームの「世界最薄ジャージー」を身につける会社員の森山漠さん(53)。上半身に本物そっくりのジャージーを仕上げて応援する姿は、海外のファンの心もつかんだ。
 「漠さんに捧ぐ」。8日、フォロワー100万人超のW杯公式ツイッター(英語)が、動画を投稿した。アイルランドやフィジーなどのジャージーを上半身に塗った森山さんの映像が流れる26秒のショートムービーで、英国のポップグループの有名曲に「want you bak(san)」の字幕が付いている。
 「昔は無視されることの方が多かった」と森山さんは笑う。ボディーペイントを始めたのは5年前。W杯日本大会に向け、国内のトップリーグを盛り上げよう、と始めた。
 「応援はもっと自由で楽しい。そう知ってほしかった」。でも、日本のスタジアムでの観客の反応はいま一つ。むしろ選手が喜び、声をかけてくれた。イングランド大会では日本代表のジャージーをペイントして、現地で応援した。
 高校からラグビーを始め、20代半ばまで続けた。兵庫県三田市在住で、製薬会社に勤務する。「自国開催のW杯のためにこの4年、仕事を頑張った。ラグビーがメジャーでない国から応援に来る人もいる。一緒に応援しておもてなしをしたい」。出場する全20チームの「世界最薄ジャージー」を作ると決めた。27試合約80万円分のチケットを購入。ボディーペイントの塗料は50セット超を買い込み、30万円を超えた。妻の手を借りながらの「最薄ジャージー」は、会場で1~2時間で仕上げている。8日までに15チーム分を達成した。会場では、各国のファンから記念撮影を求められ、テレビ中継にもたびたび登場する。
 うれしかったのは、9月25日にあった岩手県釜石市での試合だ。ペイントしたジャージーウルグアイ。そのウルグアイが、格上のフィジーに番狂わせの勝利を演じた。帰りのシャトルバスで、声をかけられた。
 「このレプリカを受け取ってくれ」。南米ラグビー連盟の会長だった。ペイントを喜んでくれたようでジャージーをもらった。「準備も移動も大変。でも、一生のうちに二度も経験できない。色んな出会いが生まれるラグビーは最高ですね」(斉藤佑介)